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COLUMN

2020/11/27

「良いプラン」「悪いプラン」の見分け方

土地が決まって建築会社に行くと「ではプランを書いてみましょう」という流れになります。

そこで、良いプランと悪いプランの見分け方についてお話します。

 

プランを起こすために、まずお客様から望むお住まいのカタチを明らかにするための「ヒアリング」という段階があります。

じつはこの「ヒアリング」で、ある程度建築会社の力量を読み取ることができます。

「どんな部屋が欲しいですか?」
「リビングは何畳ですか?」
「畳の部屋はいりますか?」
「子供部屋は何室でそれぞれ何畳ですか?」

そんなヒアリングをして、次回面談までの時間で必要な部屋を敷地の上に並べ廊下でつないで建物プランを作る。
(ハウスメーカーによっては、土地の大きさ・道路の方向・家族構成を入力すればデータベースから間取りプランを選び出し若干カスタマイズしたものを提示する例なども横行しています。)

そんなヒアリングをする建築会社が、実は大半です。

またデザインのみにこだわって、建物の断熱性能が低いにもかかわらず吹き抜けを設定したり、間仕切りのない大空間を作ってもいけません。

 

 

私たちはそんなプランは「プロの仕事」ではないと考えています。

こうした進行では、3LDKとか4LDKとかを廊下でつないでパズルのように組み合わせた建売の間取りと同じようなプランしか生み出すことができません。

であれば、「わざわざ注文住宅を建てる意味があるのか?」と思いませんか?

 

注文住宅を建てられるお客様が期待しているのは、「自分らしいい家」

 

お客様の大半はプランについては素人です。

建築会社のこれまでの実績や経験から生み出されるアイデアや的確なアドバイスにより、自分ひとりの発想では考えつかない「世界に一つだけのお住まい」を私たちに期待していえるはずなのです。

 

ではどんなヒアリングが「プロの仕事」なのでしょう?

「趣味は何でしょう?」
「どんな暮らし方がしたいですか?」
「お仕事はどんな仕事をしていらっしゃいますか?」
「お子様が大きくなったら、どんな遊びを一緒にしたいですか?」

私たちはそんな質問を手始めに、お客様の人と成りを頭に描くところ(いわばプロファイリングですね)から始めます。

 

そうそう、「車は何に乗っていて、どんな色ですか?」なども、お客様のたたずまいが浮かぶ良い質問ですね。

時によっては「コンセプト」を一緒に考える場合もあります。

「リビングのソファーの横にゴールデンレトリバーがいて、コーヒーでも飲んでいるイメージ」
「各階にルンバステーションを作り、掃除をしなくてもよい家事楽ハウス(ご夫婦共働き)」
「奥様やお子様のピアノの音を聞きながら、ご主人は椅子に座り読書」

こんな声が聞こえだすと、お客様の求めていらっしゃるお住まいのイメージが鮮明に浮かんできます。

 

「友達が集まってくると思うのでホームパーティをしたいなぁ」
「家族それぞれバラバラなことをしていても、互いの気配を感じられる家が良い」
「リビングは照明を落とすとホームシアターになって、映画館にいるような過ごし方がしたい」
「キッチンやランドリースペースから、家じゅうすべてに見通しが利く家が欲しい」
「実家に置いてあるマンガや本を、いつでも読めるよう図書館のように収容したい」
「露天風呂のように外を眺めながらゆったり入れるお風呂が夢です」
「土地は街中の立地だが、キャンプ場にいるような落ち着いた空気感間が出ないかなぁ?」

これらは実際に、私たちとのヒアリングでお客様がおっしゃった言葉です。

 

「工作が趣味のご主人が作業スペースを要求され、奥様はそれを見たくない」などという要望があったこともあります。

(矛盾する要望に対し、空間配置を吟味して実現しました。)

 

 

それらお住まいに対する要望をプロの目で吟味して、土地の条件や環境を考慮しながら「具体的なカタチ」にするのが私たち建築会社でなければなりません。

言葉を変えれば、ただ単に建物のカタチを考え出すことがプランなのではなく、お客様とともにお客様の望む「生活そのもの」を「お住まいというカタチ」に結実させたのがプランなのだと明確に答えられる建築会社かどうかが、大きな違いなのだと思います。

そして家は50年住み続けるための「場」ですので、今この瞬間だけでなく、子供の成長や家族構成の変化をも考えてするのが「プロの仕事」です。

 

「リビングは何畳必要ですか?」とヒアリングする建築会社ではなく、

「リビングはどんな空間で何をするスペースですか?」と聞き

「こんな使い方でいかがでしょう」「すると○○畳ぐらいの大きさになり、ゆったりした空間になります」

 

暮らし方から発想したこんな答えが返ってくる建築会社のほうが、より「あなたらしい家」が手に入ります。

 

 


(追伸)

私たちR+house刈谷のコンセプトは、「建築家と建てる家を、身近に、手軽に」

アトリエ時建築家の建てる高性能住宅を、皆様の手に入る価格で実現することを大きく掲げています。

建築家と話をしていていつも感じるのが、建物の形状をデザインするのではなく「お客様の生活そのもののデザイン」

しっかり考え抜かれた意味のあるカタチであれば、建物のフォルムも自然に美しくなります。

建築家と建てる家は高いという印象を持っていらっしゃるかもしれませんが、現実はそうではありません。

ぜひ一度私たちの話を聞いてみてください。

 


 

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